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ニュースリリース

ジャーナリストへの犯罪不処罰をなくす国際デー

2021年11月02日
国連教育科学文化機関(UNESCO)によると、昨年、62人のジャーナリストがその職務を果たしているだけで殺害されました。その多くは紛争で命を落としました。しかし近年、腐敗や人身売買、その他の人権侵害の取材中に殺害されるメディア関係者が増加しています。これらの殺害事件のおよそ9割で、加害者が処罰されていません。

さらにジャーナリストは、この他にも誘拐、拷問から拘束、嫌がらせに至るまで、数えきれない脅威に直面しています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックや、デマという影のパンデミックは、情報へのアクセスが生死に関わる問題となり得ることを明らかにしました。ジャーナリストを標的にしてそのアクセスを脅かすことは、民主主義と法の支配を損なう、憂慮すべきメッセージを発することになります。

「ジャーナリストへの犯罪不処罰をなくす国際デー」にあたり、私たちは職務中に殺害されたジャーナリストに対する正義を求め、その遺産と功績を称えます。私は、すべての加盟国がジャーナリストと連帯し、法を全面的に執行してジャーナリストに対する犯罪を捜査・訴追するよう要請します。

(アントニオ・グテーレス 国連事務総長メッセージより)