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ニュースリリース

人権デー

2017年12月08日
今年の「人権デー」記念行事は、世界で最も重要で影響力のある国際協定の一つが採択されてから70周年を祝う年間行事の幕開けにあたります。世界人権宣言は、すべての人間の平等と尊厳を確立するとともに、あらゆる政府には、人々がその不可侵の権利と自由をすべて享受できるようにする中心的な義務があることを定めています。

自由に発言し、自分たちの生活に影響を及ぼす決定に参加する権利は、私たち全員にあります。いかなる形態の差別も受けずに暮らす権利も、私たち全員にあります。私たちには、教育や医療を受け、経済的機会や人間らしい生活水準を得る権利があります。プライバシーと正義を求める権利もあります。これらの権利は毎日、私たち全員に関係してきます。それは平和な社会と持続可能な開発の基盤でもあります。

1948年の世界人権宣言以来、人権は平和、開発とともに、国連を支える3本柱の一つとなっています。世界人権宣言の採択で人権侵害が終わったわけではありませんが、宣言は数限りない人々がより大きな自由と安全を手にすることに役立ってきました。また、人権侵害を予防したり、侵害者を裁いたり、国内、国際の人権法と保障措置を強化することにも貢献してきました。

こうした前進にもかかわらず、世界人権宣言の基本原則は、あらゆる地域で試練にさらされています。私たちは、搾取や分裂から利益を得ようとする人々が、人権や人権擁護者に対する反感を強める様子を目の当たりにしています。憎悪、不寛容、残虐行為やその他の犯罪も見られます。こうした行動は、私たち全員を危険な状態に陥れているのです。

今年の「世界人権デー」にあたり、私は勇敢な人権擁護活動家や人権運動家に感謝の意を表します。その中には毎日、時に大きな危険に見舞われつつ、全世界で人権の堅持に努める国連職員も含まれています。私は市民的、政治的、経済的、社会的、文化的権利を含むあらゆる人権と、すべての人にとってより公正、より安全、そしてよりよい世界の実現という私たちの希望を支える価値を守るために立ち上がるよう、世界各地の人々とリーダーに強く訴えたいと思います。


(アントニオ・グテーレス 国連事務総長メッセージより)