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ニュースリリース

潤滑剤製品の産業資材事業について

2015年04月01日
株式会社遠藤総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:遠藤潔、以下「遠藤総研」)は、潤滑剤製品の産業資材事業(以下「本事業」)の円滑な販売実施に協力して参ります。

本事業は、潤滑剤製品の早期普及を目的として取組むものです。
潤滑剤製品のニーズは近年更に高まりつつあり、エネルギーロスの削減に対する意識は飛躍的に向上しています。

潤滑剤とは、潤滑のために使用する、グリースや潤滑油などといった物質のことであり、減摩材ともいわれています。
機械の可動部分に塗って相接する固体の摩擦を減らし、摩擦熱や摩耗を防ぐことを目的に使用されています。

潤滑剤により、摩擦部分の寿命延長、エネルギーロスの削減が可能となります。
潤滑剤の機能として下記の項目があります。

【 減摩作用 】
乾燥摩擦によるトラブルを防ぎ、流体摩擦状態を保って摩擦を低減させる作用。摩擦面での潤滑剤の膜の安定性は高粘度のものほど良好であるが、あまり高すぎると潤滑剤自身が摩擦熱で温度が上がってしまう。

【 冷却作用 】
高荷重・高速で回る歯車等では、摩擦熱による昇温が避けられない。その場合大量の潤滑油を循環させて局部的な温度上昇を抑える機能を持たせている。放熱性は潤滑油の粘度が低い方が良好で、固体状のグリースには冷却作用を期待できない。

【 応力分散作用 】
歯車やベアリングの回転で潤滑剤が無いと、金属同士の接触面は点または線であり、接触面に大きな応力集中が起こる。金属の間に粘度の高い油膜があれば これがクッションの役割をして応力集中を緩和する。

【 密封作用 】
自動車のエンジン金属部品であるシリンダーとピストンリングは直に接触していないが、潤滑剤であるエンジンオイルがエンジンの密閉性を受け持っている。

遠藤総研は、本事業を含め、環境社会の構築、資源リサイクルの効率化、超高齢化社会への対応など、社会的課題の解決に貢献する関連事業に引き続き多面的に取組んで参ります。